事務所入り口 F4K今回は大阪市住之江区の某会社の事務所兼倉庫の建物。夜間に堂々と入り口の引き戸から忍び込もうとしたのですが、失敗したようです。大きなサイズの4㎜のガラスで、網入りではないので、ヒビが想定より大きく入ってしまい、全面が割れて脱落してしまいました。
これはかなり大きな音が発生します。泥棒自身もこの音に驚いたようで、ガラスを割っただけで、あとは侵入せずに逃げて行ってしまいました。

泥棒は近所の人に気づかれるのを最も嫌います。音が発生し、近所に人に気づかれ、警察に通報される…というパターンは泥棒が最も恐れるパターンであると言ってもいいでしょう。今回の現場は、ガラスの修理代金がかかってしまうことにはなりましたが、事務所への侵入はされなかったので、ある意味まだ不幸中の幸いです。侵入されれば、現金や小切手類などを盗まれる恐れがあったことも怖いですが、取引先の会社や顧客の個人情報などが盗まれるのが一番怖いことです。

実際、倉庫の奥に事務所があるため、実際に侵入しようとすればさらにもう1回ガラスを割らねばならないのですが、いったん屋内に侵入してしまえば、あまり近所の人の目を気にすることなく作業が可能です。
お客様には防犯ガラスへの交換はもちろん、事務所の入り口へのサブロックの導入と、万一に備えて保険に入っておくことをお勧めしました。