今回は大阪府寝屋川市の市民会館近くの住宅にお伺いしました。もともと寝屋川市というと全体的に住宅が混みあった街というイメージですが、その中でもさらに混みあった地域で、作業車を停めるのにも苦労するくらいでした。ちょっと離れたところにコインパーキングがあったので、そこに停め、徒歩で現場に急行しました。
裏手に回って裏の住宅との隙間が1mもない通路から侵入されています。お互いの窓が近いとカーテンを閉めたりシャッターを閉めてしまうので、泥棒にとっては近隣の人に気が付かれる可能性は少なくなり、とても作業がしやすい環境になってしまっています。お隣さんと中がよければいろいろ近所での防犯対策を話し合うこともできていいのでしょうが、そうでなければあくまでも自衛の手段を講じなければいけません。
割られたガラスは、掃出し窓の中桟上、FL3(透明3㎜)というもっともよく使われているガラスです。防犯性能はまったくありません。慣れた泥棒なら、まさしく10秒かからずに侵入口を開けることができます。
クレセントの位置が低いので、ドライバーなど小道具の先端でクレセントの取っ手を押して回すことができず、手を突っ込めるくらいの穴を開けてそこから手を突っ込みクレセントを回して開錠したようです。
なにも対策をとってないと、このようにやられたい放題となります。ぜひ、防犯ガラスへの交換や防犯フィルムの導入、またはセンサーライトや防犯用玉砂利など、出来ることはしておいたほうが絶対によいと思われます。